2024.10.30
2024年10月29日に沖縄エンカレッジ高等学院の開校式を行いました。
エンカレッジが卒業後の未就労者や高校中退者に向けて、通信制高校の制度を利用した支援を開始したのが2021年の春の事。
この3年間、高校卒業を応援するだけでなく、エンカレッジらしく居場所や学び、社会との接続のできる支援を実現をしたいと、模索し続け、やっと形にしてお伝えできる様になりました。
様々な企業さまとの協力、提携高校との子どもたちの現状に関する認識すり合わせ、そして支援に専任できる体制、子どもたちの将来に向けた支援計画等々。。
やっと、やっと整い。
沖縄エンカレッジ高等学院として本格始動する事が出来ました。
私たちだけでは実現できなかった、子どもたちが社会に出る為の支援。
子どもたちの成長に期待し応援してくれる地域社会の皆様がいてくれてこその開校式でした。
社会とともに子どもたちを育てる輪を、これからも広く、太くしていく為にもどうぞご支援・ご協力のほど宜しくお願いします。
以下、写真の記事内容。
中・高 学びを保障
エンカレッジ通信制高校を開校
困窮世帯の児童生徒向けの無料学習塾運営などに取り組むNPO法人エンカレッジ(坂晴紀理事長)は29日、通信制高校「沖縄エンカレッジ高等学院」を沖縄市美里に開校した。 中学から高校までの切れ目のない教育で学ぶ環境を充実化し、社会との関わりや多くの体験を通じて自ら考えて動ける生徒を育て、望む進学先や就職先を目指せる体制を整える。
同校は「自ら考え未来を切りひらく」を理念に掲げる。
企業の支援を得て職業などの体験学習に取り組むほか、沖縄の自然や環境、歴史、文化などさまざまな分野について自ら課題を設定して調べる探究学習に力を入れる。国語や数学、英語などの一般的な教科は、全国で通信制高校を運営する鹿島朝日高校と提携し、通信教育で学んで単位を取得する。
働いて学費や生活費を稼ぐ必要がある生徒のために、提携企業と連携しアルバイト先を紹介する仕組みも用意した。教職員が週1回対面やオンラインで生徒と面談し、学習や生活などの相談に応じるとともに、週単位の学習計画を立てて学び を深めるための支援も実施する。
坂理事長は「体験活動を通じて生徒に自分で考えて学び、行動する力を身に付けさせたい。多くの皆さんの協力をお願い したい」と語った。
本格開校を前に4月から同校で学ぶ宮古島市の砂川琴南さん(1年)は「体験学習でこれまで知らなかった沖縄を知れた。多くの人と関わる中で自分を高め、将来につなげたい」と意欲を見せた。 今後、入学式は4月と10月の2回実施する。次回の入学は2025年4月となるが、転校や編入は随時受け付ける。問い合わせは同校0120(866)116。