1. はじめに（今回のご報告）

このたびエンカレッジでは、ハレクラニ沖縄さまの備品入れ替えに伴い発生したドライヤー65個をお預かりし、エンカレッジの利用者世帯へ寄贈させていただくことになりました。
ご厚意に心より感謝申し上げます。

2. なぜ、ドライヤーをご寄付いただけることになったのか

今回のご寄付は、ハレクラニ沖縄さまが今年4月に全室のドライヤーを入れ替えされたことがきっかけでした。
入れ替え後、まだ十分に使用できるにもかかわらず行き場を失ったドライヤーが多く出たことから、普段イベントでお世話になっている宿泊部部長の勝木さまより、次のようなお話をいただきました。

「まだ使えるが、行き場の失ったドライヤーが山ほどあるため、オーナーに相談し、もしみなさんに使っていただけるのであれば、エンカレッジさんに寄付してもよいという事となりました。」

“備品の入れ替え”というホテル運営の中で生まれた「もったいない」を、子どもたちやご家庭の「助かった」へつなげてくださったことに、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

3. 受け取ったドライヤーは、どのように配布するのか

ドライヤーは、エンカレッジを通じて、必要としている世帯・生徒を優先して配布していきます。
日常生活の中で欠かせない道具だからこそ、「今、必要なご家庭へ確実に届くこと」を大切にして、丁寧に進めてまいります。

4. ハレクラニ沖縄について（ホテル紹介）

ハレクラニ沖縄は、沖縄本島・恩納村の海岸線に位置するラグジュアリーリゾートです。全360室がオーシャンビューで、ヴィラにはプライベートプールや温泉を備えたタイプも用意されています。

象徴的なのが、蘭（オーキッド）を描いた「オーキッドプール」。150万枚のモザイクタイルで表現されたモチーフは、写真で見ても一目で印象に残る美しさです。

また、ホスピタリティを格付けするフォーブス・トラベルガイドにおいて、2022年に国内リゾートとして初の最高評価「5つ星」を獲得したことも広く知られています。

5. ハレクラニ沖縄の社会貢献・サステナビリティの取り組み

ハレクラニ沖縄は「SUSTAINABILITY & COMMUNITY」を掲げ、環境保全と地域とのパートナーシップを大切にした取り組みを継続しています。

5-1. 地域の子どもたちを招く「AO AKUA（アオ アクア）」プロジェクト

地域の子どもたちをホテルへ招き、職業体験や食育などのプログラムを行う「AO AKUA」プロジェクトを実施しています。

5-2. サンゴ礁保全・海の学び

恩納村などとも連携し、サンゴ保全や「海とサンゴ」について学ぶ機会を設けるなど、宿泊者と一緒に海の環境と向き合う取り組みが紹介されています。

5-3. “使い捨て”を減らす客室アメニティの見直し

客室アメニティでは、オーシャンバウンドプラスチック（OBP）を採用したディスペンサー導入など、廃棄物削減を進めています。公式のお知らせでは、シャンプー類アメニティのプラスチック廃棄量を約30%以上削減見込みとされています。
また、パイナップルの葉を活用したアップサイクル素材のアメニティ導入なども、取り組みとして整理されています。

5-4. 地域・人材への取り組み（連携・雇用）

公開資料では、ローカルNPO等と連携した学生向けプログラムや、**障がい者就労施設への委託（アメニティ製作の一部）**なども掲げられています。
さらに、国連環境計画主導の「Green Fins」に関する記載（遵守・認定）もあり、海に関わる観光のあり方にも目を向けています。

5-5. 「ハニー＆コーラル」など、地域課題に向き合う動き

恩納村では赤土流出などがサンゴ礁に影響する課題が知られています。関連する取り組みとして「ハニー＆コーラル プロジェクト」が紹介されており、地域の環境に目を向けた活動が広がっています。 

6. 今回の寄贈が持つ意味

今回お預かりしたドライヤーは、日々の暮らしに欠かせない“生活の道具”です。
備品の入れ替えで役目を終えるはずだったものが、必要としているご家庭へつながることで、「もったいない」が「助かった」へ変わる——そんな循環が生まれます。

エンカレッジは、子どもたちの学びや体験、安心できる居場所づくりに取り組む中で、制度や予算だけでは埋まりにくい現場の課題に向き合っています。今回のご寄贈は、その“隙間”をそっと支えてくださる、大きな力になります。

7. 感謝のメッセージ（継続的な関わりへの御礼）

このたび、ハレクラニ沖縄様よりドライヤーをご寄付いただきました。
客室の入れ替えに伴い、まだ十分使えるドライヤーを「子どもたちのために役立ててもらえたら」と、私たちにお声がけいただいたことに心から感謝申し上げます。

また、ハレクラニ沖縄様には、クリスマスの時期に限らず、年に3〜4回ほど、装飾やイベントを通して子どもたちと関わっていただいています。そのたびに、最初は少し緊張していた子どもたちが、最後にはたくさんの笑顔を見せてくれる姿が毎回とても印象的です。
こうして継続的に子どもたちに寄り添い、あたたかい時間を届けてくださっていることに、重ねて御礼申し上げます。

ハレクラニ沖縄様、関係者の皆さま、本当にありがとうございます。